日の当たらない場所。

無職準引きこもりの備忘録

4/15。

村田沙耶香の「しろいろの街の、その骨の体温の」を読み終えた。コンビニ人間を読んでから他のも読んでみたく、図書館で借りてきた。開発工事が進められる街で思春期の女の子が第二次性徴途中の身体と向き合いながら恋をする話だったが、発展途上の街と主人公の成長する身体を上手く照らし合わせた描写がすごいなと感銘した。あと学校でよくあるスクールカーストの場面が読んでて辛かった。クラスで目立ってる男子に容赦無くブスと言われたり、女子のグループから疎外されたり、今これ読んでる自分が中学生じゃなくて良かったなとさえ思った。

図書館でまた7冊ほど本を借りてきたのだが、今やらなきゃいけない事が立て込んでいて、返却日まで全部読めるか怪しい。そもそも本を読もうと思った動機が、ネット依存をやめたいからだったな…全然辞めれそうにない。
また本の話なのだが、夜中に寝付けなくて若林正恭(お笑い芸人のオードリーの人)が書いた旅エッセイ「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読破した。若林さんて何となくシャイで人見知りなイメージがあるが、キューバではしゃぐ様子が描かれてて印象が変わった。キューバの歴史にも触れてたが勉強不足だからあまり分からなかったけど、バスの乗り方、配給所や闘鶏場など日本とは大分違う雰囲気や生活の違いが興味深かった。
4日間キューバに滞在した後、東京についた若林さんが「この街は、ぼくが誇りを抱いた街だろうか?この街で誰にもバカにされずに生きるにはいくつ手に入れればいい?」という自問自答から何となく日本の生きづらさを感じ取れてしまう。後半に旅に出ようとした本当の理由が明らかになるのだが、そこに父親について語るシーンでちょっと泣いてしまった。本当に素敵な1冊だと思う。