日の当たらない場所。

無職の備忘録

戦う時はひとりだ

朝8時過ぎ、母親の車で駅まで送ってもらう。先日委託販売先のお店から電話が来て、1ヶ月半ぶりに伺う約束があった。開店時間の9時まで駅の待合室でスマホを弄りながら時間を潰す。朝から氷結を飲んでるおっさん、「旅に出ます、探さないで下さい」と描かれたTシャツにリュックを背負ったおっさんをチラチラ観察してしまった。


開店時間直後に行くと、お店の人もまだ準備で忙しいかもしれないと考え、開店時間15分経ったあたりに出向いた。店の奥から出てきた店員さんがいつもの人では無かったので、動揺し説明がしどろもどろになってしまった。その後ちょっと商品の手直しをし、売上げがどうか聞いたら、数点売れていて嬉しかった。店員さんから売上げ金をいただき、また後ほど納品しに来きますと告げ店を出た。正直全然売れないだろうと予想してたから、余計有難く感じた。また買ってもらえるようなものを考えよう。


次に前々から気になっていた場所へ勇気を出して寄った。そこは今では貴重なフィルム上映が出来る映画館だ。表に「館内見学無料、お気軽にどうぞ」の看板があるから、入りやすかった。しかもなんと、放し飼いのうさぎがいるのをネットで知り、どちらかというとうさちゃん目的なのが大きい。

従業員の女性に館内見学したいですと言い、今上映中のためスクリーン室以外のフロアと、2階の射影機のある部屋を見せていただいた。この映画館とても古いのに加え、今では滅多に無い、放映する映画の手描きイラストの看板までわざわざ作っている。1階の廊下に何枚かベニヤ板が立て掛けてあったり、カウンター席で飲食できるスペースもあり、すごくこだわってここを経営してる様子が知れた。2階につながる階段が急な角度でギシギシと軋む音がすごくてヒヤヒヤしてしまう。

許可を得て射影機を撮影し、映画館の事とうさちゃんを飼い始めた経緯を話た。自分も昔うさぎを飼っていたのだが、夏の暑さと親が与えたほうれん草を食べたせいで4、5年で死なせてしまって申し訳なかった思い出を話してみたら、うさぎの寿命はそのくらいだし、ほうれん草は普通に市販の餌にも含まれてるから大丈夫なのでは、と言われ、少しだけ気分が軽くなった。自分のうさぎはよく脱走していたのだが、館内で放し飼いのうさちゃんは自分のテリトリーである1階フロアで過ごし、入り口のドアが開けっ放しでも外に出ないし、不思議と上映する部屋にも絶対入らないという非常に優秀な子で感心した。

どうしてもうさちゃんの写真が撮りたくて、ソファの下に隠れてるのを、わざわざ従業員さんがソファをどかしてくれた。最初走って逃げられたが、立ち止まった瞬間を撮影する事が出来た。すぐまたどこかに隠れてしまい、ロビーで遅めのご飯を食べていた従業員のご主人に「多分そこにいますよ、しゃがんで近づくといいよ」と言われ 壁とソファの間にいるうさちゃんを撫でようと必死に腕を伸ばした。ちょっとだけ頭に触れる事が出来た。あまりしつこいとストレスを与えてしまうし、ロビーでくつろいでるご主人の前で必死になる自分も恥ずかしいので、「ありがとうございました、また来ます」と礼を言い、そそくさと退散した。また気軽に寄って下さいと言われたし、すごく良い所だった。前から行きたかった映画館勇気出して行くことが出来てスッキリした。次来る時はちゃんと映画も観たいと思う。

 

あとは帰りに手芸屋とダイソーに寄って帰宅した。今日は気温25℃程で涼しかったが日差しがまだ夏の暑さで結構疲れた。

昼飯を食べた後、フォロワーと通話出来て楽しかった。我ながらこの1日は上出来だったかもしれない。昨日まで最悪な事ばかり起きてたから、今日だけでメンタルが救われた。しばらくは例え嫌な事があっても、今日その出来事を思い出してやる気に替えていく。

欲しい物リスト

記事のタイトル、忘れらんねえよ、というアーティストの曲名なんだけど、忘れらんねえよ聴いてる人がTwitterで全然いないのでもっと認知度上がればいいのに。面白くて胸が熱くなる曲ばかりだからSpotifyでずっと聴いている、自分。