日の当たらない場所。

無職準引きこもりの備忘録

初めての献血。無職編

献血ルームの中はオシャレなカフェのような空間だった。受付の美人なお姉さんに「初めてなんですけど…」と告げ、最初に名前や住所を書く紙を渡される。職業欄に無職の項目が無いため、その他に丸をした。ここに来る前までは初めてだから全血献血の200mlにしようと思ってたが、20歳以上の血液は400mlのにしか需要がないらしく、400ml抜く事になった。紙を書いたら、次は血圧測定をした。正直注射より血圧測るのが痛すぎて一気に帰りたくなった。久々にやったから機械の仕組みが分からず、腕が圧縮される感覚が怖く、痛みから開放されたと思ったら2回も圧縮されるなんて...。
受付で質問事項や注意事項を聞いた後、献血する前に水分を取ってお待ち下さいと言われ、全品無料の自販機に感動しつつ抹茶オレを飲んだ。
飲み終わったタイミングを見計らって受付のお姉さんに呼ばれ、いよいよ献血フロアに。医師に名前と生年月日を伝え、献血が初めてだと言うと「アドバイスするけど、献血されてる時は学校の事や仕事の事を忘れて、楽しい事だけ考えてくださいね」と言われ(無職なんだよなぁ...)と気まずい気持ちに。
看護師さんに検査用の血液検査をされる。「注射したあと具合悪くなることありますか」と聞かれ、「特に無いですけど注射苦手で...」と弱音を吐き、更になぜ献血しようと思ったのか聞かれ、どう答えればいいか分からず「なんとなくですね...」で済ませてしまい。こいつ注射苦手なのになんで無理矢理やって来たのかと不思議に思われてないか不安だった。
皮膚科の処方箋も献血に影響ないらしいから、こっからやっと献血。私の他に男性二人が献血の最中だった。平日に来てるのが自分だけじゃなくてよかった。歯医者とかにある診察椅子に座り、他の人とは違い、私が初めてだからか終わるまでずっと看護師さんに横で付き添われていた。小さいモニターでテレビが見れて、椅子の枕元から音がする中、看護師さんに色々質問されるからミヤネ屋が見れなかった。テレビを付けた意味とは。帰りの電車が3時だけど間にあうかどうか聞いたら無理そうだから、次の電車まで此処でゆっくりしていいからと言われたり、話題が無いから適当に桜の話とかした。ずっと針が刺さってる感覚と、職質されたらどう言おうかと考えてたら緊張で精神が限界だった。時計が見れなかったからどのくらい時間経ったか把握出来なかったが、終わった後にまた水分取ってくださいと言われたら、キャラメルラテを飲んでから献血フロアを出る。受付のお姉さんにお疲れさまですと言われ、献血についてのパンフレットと、来た回数によって記念品が貰えるポイントカードなどをもらい、抹茶アイスをいただいた。アイス食べながらテーブルに献血来た人の記録ノートがあったからパラパラ読んで、自分も少しだけ書いといた。20分くらい長居しちゃおうかなと思ったが、私の後に献血を終えた人が、アイスを食べたらすぐ帰っていったから自分もそうした方がいいかなと、自分もそそくさと献血ルームを出た。
こっからは余談だが、帰りの電車まで時間を潰すため、金欠だから1時間だけカラオケで歌ったらみるみる具合が悪くなった。献血した後は激しい運動は避けてくださいと言われたが、カラオケも駄目なのか。吐き気に襲われてフラフラしながら駅に着き、帰りの電車では落ち着いたが今度は家まで自転車漕ぐのがしんどかった。そう言えば今日は昼飯を食べてなく、献血で貰ったアイスだけだったから体力が保たなかったのかもしれない。
献血行った感想なのだが、心身共に疲労困憊した。極力他人と会話したくないから、看護師さんがそばにいるのがしんどかった。ただの嫉妬だが受付のお姉さんが美人なのと、献血記録ノートに書かれた「可愛い看護師さんがとても優しかったです」を見て、やっぱり世の中顔かよ…と嫌な気分になった。
でも無職だから社会貢献しようと献血に行けたことは、少なからず良い経験をしたと思う。と同時に誰かに無職の血が流れるかと思うと若干罪悪感があるな...。
ラジオで昔よく小林麻耶さんが出てる献血促進番組を聴いてたから、ずっとやろうと考えていた。私の行った献血ルームも血液が不足してるみたいだから、少しでも献血してくれる人が増えればいいなと思う。